iPad4（iPad第四世代）のバッテリー交換
使用端末モデル：A1460 iPad (4th generation) Wi-Fi + Cellular
修理内容：バッテリー交換
修理難易度：★★★★★
機種名：
Apple iPad4（iPad第四世代）
使用端末モデル：
A1460 iPad (4th generation) Wi-Fi + Cellular
修理内容：バッテリー交換
修理難易度：★★★★★
iPad4（アイパッドフォー）はアップル社の開発したiPadシリーズ第四世代モデルです。ただし、公式には型番がなくなったため、iPad4という商品は存在せずにiPad Retinaディスプレイモデルとして2012年10月に発売された。
端末の特長は、コネクタが30ピンDockコネクタからLightningコネクタに変わり、後にiPad初の128GBモデルも追加となった。また、国内ではSoftBankのみの取り扱いから、auの取り扱いも開始され、CPUやグラフィックス性能も飛躍的に向上した。
モデル番号[A1458]iPad 4th generation（Wi-Fiモデル）、[A1459]iPad 4th generation（Wi-Fi＋Cellularモデル）、[A1460]iPad 4th generation（Wi-Fi＋Cellular(MM)モデル）
【工程1】本体電源を切ってSIMカードを取り外す
スリープボタンを長押しして本体の電源が切れたことを確認した後、本体付属のSIM取り出しツールを利用してSIMカードを取り出します。
修理工具：SIM取り出しツール
【工程2】本体をヒートガンで十分に温める
タッチパネルは強力な接着テープで本体に貼り付けられているため、ヒートガンで温めて粘着力を弱める必要があります。ヒートガンで暖めすぎると本体やタッチパネルが壊れてしまう場合があるため、慎重に作業を行っていきます。
修理工具：ヒートガン
【工程3】タッチパネルを本体から剥がす
本体が温まったら、金属製のヘラをタッチパネルと本体の間に差し込んで少しずつ剥がしていきます。全て剥がすには時間がかかるため、剥がせた箇所にはプラスチック製のピックを差し入れておくと再接着するのを防げます。 剥がすときにヘラを液晶部分まで入れすぎてしまったり、力を入れすぎるとタッチパネルやフレームが割れてしまう場合があります。また、本体下側の右方にはWi-Fi/Bluetoothアンテナが、本体左側の下方にはタッチパネルと本体を繋ぐコネクタが取り付けられているため、不用意にヘラを入れるとパーツを破壊してしまう恐れもあり、非常に難しい作業のため熟練の技が必要です。 （iPad4のcellular版の場合は本体上側にアンテナが取り付けられています。）
修理工具：金属製ヘラ プラスチック製ピック
【工程4-1】液晶パネルのネジを外す
液晶パネルをロジックボードに固定しているネジ（2.0mm）をプラスドライバーで外します。
修理工具：精密プラスドライバー#000
【工程4-2】液晶パネルのネジを外す
ネジが外れたら金属製のヘラを使ってタッチパネル側に液晶パネルを持ち上げた状態とします。
修理工具：金属製ヘラ
【工程5】液晶パネルを取り外す
液晶パネルとロジックボードの接点箇所のラッチをプラスチック製のヘラで下から持ち上げるように90°押し上げ、ケーブルをコネクタから外した後、液晶パネルを手で持って取り外します。
修理工具：プラスチック製ヘラ ピンセット
【工程6-1】タッチパネルを取り外す
タッチパネルとロジックボードの接点2箇所のラッチをプラスチック製のヘラで下から持ち上げるように90°押し上げます。
修理工具：プラスチック製ヘラ
【工程6-2】タッチパネルを取り外す
ケーブルをコネクタから外した後、タッチパネルを手で持って取り外します。タッチパネルのホームボタン箇所とロジックボードはケーブルが接続されているため、ピンセットを利用してホームボタンに取り付けられているコネクタを取り外します。
修理工具：ピンセット
【工程7】ロジックボードのネジを外す
ロジックボードを本体フレームに固定しているネジ5本をプラスドライバーで外します。上側と中央のバッテリーの境目の横にあるネジ（2.5mm）以外の4本は同じ形のネジ（2.1mm）です。
修理工具：精密プラスドライバー #000
【工程8】イヤホンジャックの接続コネクタを外す
イヤホンジャックとロジックボードの接点2箇所のラッチをプラスチック製のヘラで下から持ち上げるように90°押し上げ、ピンセットでケーブルをコネクタから外します。
修理工具：プラスチック製ヘラ ピンセット
【工程9】ロジックボードを浮かす
ロジックボードの下にバッテリーのコネクタ箇所があるため、金属製のヘラでロジックボードを浮かしてバッテリーを取り外せる状態にしておきます。
修理工具：金属製ヘラ
【工程10】バッテリーを本体から取り外す
金属製のヘラをバッテリーと本体の間に差し込んでバッテリーを取り外します。バッテリーは強力な接着テープで本体に貼り付けられているため、取り外すときの力加減やコツが非常に難しいです。金属製のヘラで本体フレームを歪ませてしまったり、周囲のパーツを傷つけないよう慎重に作業を行っていきます。必要に応じてバックプレート側からヒートガンをあてて粘着力を弱めながら作業を行います。
修理工具：金属製ヘラ
【工程11】新しいバッテリーを取り付ける
バッテリーを取り外したら新しいバッテリーを取り付けます。 分解と逆の手順で、iPad4をもと通りに組み直せばバッテリー交換作業の完了です。
修理工具：
【工程12】修理完了！
正常に電源が付いて操作できることを確認したらお客様のお手元にお返しいたします。
修理工具：
11,800円(税込)
iPad4（iPad第四世代）のバッテリー交換
11,800円(税込)
このiPhone修理で使った工具
- SIM取り出しツール
- ヒートガン
- 金属製ヘラ
- プラスチック製ピック
- 精密プラスドライバー#000
- プラスチック製ヘラ
- ピンセット
- ゴム手袋
- 分解ネジマップ
- SIM取り出しツール
- ヒートガン
- 金属製ヘラ
- プラスチック製ピック
- 精密プラスドライバー#000
- ピンセット
- プラスチック製ヘラ
- ゴム手袋
- 分解ネジマップ
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